クラウドキャッシュと信用経済

クラウドソーシング大手のクラウドワークスとクラウドファンディング関連サービスを展開するCAMPFIREが共同でAIスコアによるレンディングサービスである「クラウドキャッシュ」を年内に開始すると発表しました。

見出しだけじゃよくわからないので、詳しく見ていきたいと思います。



▼クラウドスコア構想について

クラウドワークスグループではWOW!meやCrowdWorksなど様々な形で個人が報酬を受け取ることができる仕組みを提供しています。

クラウドスコア構想については、これらサービスで蓄積した報酬ログにもとづいて個人の信用をスコア化した「クラウドスコア」を信用力として活用することで個人が受けられるサービスを展開していこうという構想になります。

蓄積されたデータを元に与信審査が可能である強みを活かしてFintechへ参入するという狙いですね。



▼CAMPFIREレンディングについて

ご存知CAMPFIREはクラウドファンディングサービスです。

CAMPFIREレンディングでは資金調達に成功した事業者が、もっとやりたいことが増えて追加資金が必要なときに融資を受けられるというサービスです。

この融資における与信では評価型与信モデルを採用していて、クラウドファンディングにおける支援(総額・人数)をスコアリングしたものを与信材料の一つとして融資対象者へ信用供与する形となります。



▼クラウドキャッシュについて

簡単に言うと上記のクラウドスコアとCAMPFIREレンディングをかけ合わせた「報酬前払い」サービスとなります。

クラウドスコアを信用情報として活用、貸金業の登録を行っているCAMPFIREと協業してFintechに参入する形です。

両社の強みをかけ合わせたサービスとなっています。




▼これからの世の中

最近よく耳にする信用経済ということば、これはキーワードとなってくるかもしれません。

VALUやタイムバンクなどもここにリンクしますね。

これについてはキングコングの西野さんも熱く語っています。


信用を審査する基準がSNS一辺倒になりがちがった最近の新規サービスですが、労働の実績がデータが信用になるクラウドキャッシュはクラウドワークスだからこそなせる技でしょう。

近ごろ大きく動きだしたFintech市場、新たなビジネスチャンスが大きく広がっていて目が離せませんね。

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