マネーフォワードの「しらずに、たまる」自動貯金アプリ ”しらたま”

先日マネーフォワードが自動貯金アプリ「しらたま」をリリースしました。


家計簿ソフトなどによってお金の見える化を進めてきたマネーフォワード、しらずに、たまる」というコンセプトから名付けたこのサービスは一体何なのか具体的に見ていきましょう。



しらたまの使い方

しらたまは「日々の生活をもっと楽しく、ちょっとだけ贅沢に」というコンセプトのもと、気軽に楽しくお金が貯められる人生を楽しむ貯金アプリです。

利用までのフローは以下のとおりです。


①名前の入力

②毎月の貯金額を設定する

③マネーフォワードのアカウント作成

④連携金融機関内に貯金専用口座を開設(現在は住信SBIネット銀行のみ可能)

⑤目的や目標によってペース配分の設定

⑥目標達成時に出金


使ってみた感想は使い方のデモが時間かかって厄介でしたが、かなり手軽で良かったです。

しかし、住信SBIネット銀行のみという点が不便でした。

今後の銀行との連携の充実に期待したいと思います。



既存事業との連携

家計簿の管理ができるマネーフォワードとの連携は強みになります。

しらたまでは家計簿から毎月の収支や所有資産から無理のない適切な貯金額を計算して提案が可能です。


またマネーフォワードは8月にWealthNaviとのAPI連携を発表しました。

WealthNaviは富裕層や機関投資家が利用する資産運用アルゴリズムや最先端機能を用いて自動的に国際分散投資ができる資産運用サービスです。

しらたまはこの資産運用サービスとの連携も考えられています。


このように今まで作り上げてきた事業や投資領域とのシナジーを生み出せるサービスとなっています。



フィンテックのこれから

改正銀行法によって、全国の金融機関でAPIが開放されると考えられます。


既存の金融機関にとってはAPIの汎用性が高い競争力を生み出すでしょう。


またIT企業にとって、金融機関との早期の連携が事業拡大の鍵を握っています。

マネーフォワードのマザーズ上場もこれを見据えての動きかと思われます。

(参考:スモールIPOとその狙いを考える


東京を世界的な金融都市にしようとする動きが大きい中で、一気に波に乗れる企業は一体どこになるのでしょうか。


これからもフィンテック市場の競争から目が離せませんね。

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