ヤフオクが買取サービスを開始!

ヤフーが「ヤフオク!」にて、ブックオフコーポレーション、マーケットエンタープライズと連携して買取サービス「カウマエニーク」をリリースしました。


これは「買う前に”売りに"行く」というコンセプトとしています。

完全にメルカリ対策となるこのサービスについて見ていきたいと思います。



▼カウマエニークの仕組み

まずは使い方を見ていきましょう。


①査定に申し込む

②査定してもらう

③査定結果を受け取る

④査定額を受け取る

⑤Yahoo JAPANで買い物

という流れで利用できます。


また査定結果に同意しない場合は、返却または処分のいずれかが選択可能となります。

買い取り合計金額が2000円未満もしくは買い取りができない場合は、返却時に送料負担が発生します。



▼3つの査定方法

①店頭買取

これはブックオフ店舗へ持ち込んでの買い取りとなります。

もともとヤフーとブックオフコーポレーションは連携をとっていたこともあり実現した買い取り方法でしょう。


②宅配買取

これはブックオフ店舗へ宅配する買い取りとなります。

送料、箱代は無料となります。

査定方法は上記の店頭買取と同様でブックオフにて査定される事になります。


③出張買取

これはマーケットエンタープライズと連携しています。

大きなものなど規定を超えて宅配買取ができない買い取りの場合、自宅集荷・運送会社への持ち込みによって出張買取が可能になります。

マーケットプライズは買い取り・リユース事業をネットで行っており、出張買取を以前より行っていたので、この連携が実現したのでしょう。


▼メルカリとの差別化

カウマエニークによってヤフオクが得られるメルカリとの差別化ポイントとしては換金の確実性だと考えられます。

メルカリは転売などもあるように、確実にお金が得られるサービスとしての側面もユーザー獲得の一因としてあげられます。

この点でヤフオクは遅れを取っていましたが、カウマエニークによって確実に現金化できるという側面でメルカリに対抗できる武器を備えることとなりました。


またTポイントとの相乗効果も大きな要素の一つでしょう。

サイトを見ると現金振込より、Tポイント化の方が高く売れる仕組みになっています。

これによってユーザーはTポイント化を選ぶ可能性も高まり、ヤフーのTポイント商圏を広げるチャンスにもなっています。



▼展望

おそらくカウマエニークがユーザーを獲得するためには2点重要なことがあるでしょう。

1つ目は即時性です。

CASHが一気に流行った理由として、現金化のスピードにあります。

このスピードを実現できればメルカリを大きくリードすることができるでしょう。

(参考:「CASH」が再開、少しずつ見えてきた全貌

2つ目は査定の精度です。

査定においてオークションやフリマアプリより高く買い取れるかどうかが大きなポイントになるでしょう。

この点においてTポイントが大きな役割を果すことでしょう。


カウマエニークによってこの2点の両立が可能になれば、ヤフオクがP2Pサービスとしてメルカリを突き放すことができるでしょう。


今日はCASHのDMMによる買収もありこの市場が大きく動き出した一日となります。


どのサービスがどのような形で生き残っていくのでしょうか。

これからも目が離せません。

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